3年前から猫の「スーパーマン」と暮らし始めました。彼はいつもとても可愛くて、とても優しい猫でした。しかし残念なことに、先天的な病気を抱えています。
私は彼を時々獣医に連れて行き、透明なプレキシガラスのドームが付いた、どこにでもあるペット用旅行用パックを使うようになりました。しかし、彼はそれを見ると怖がり、バッグに入るのを拒み、ストレス反応を示すようになりました。

彼は外の世界、プラスチックで囲まれた空間、そして見知らぬ人に見つめられるのが大嫌いでした。私は本当にショックを受けましたが、市販のペットバッグの中でこれより良いものは見つかりませんでした。
彼がどんな素材や空間を好むのか、そして外出時の恐怖を和らげるためにはどうしたらいいのか、考え始めました。ところが、スーパーマンが家中のあらゆる紙を噛むのが好きだということが分かりました。そこで、より丈夫なクラフト紙を使って彼のプライベートスペースに「トンネル」を作ろうとしたところ、彼はためらうことなく入り込んでしまいました。
きっと彼は紙の温度、手触り、そして閉ざされた空間にいる安心感が好きだったのでしょう。ところが、彼がその空間に居るのが好きすぎて、私が見えない時はいつでも、紙のトンネルからカサカサという音が聞こえてくることに気づいたのです。
ふと、この紙のトンネルを折り畳んでショルダーストラップを2本付けたら、ペット用のリュックサックになるんじゃないかと思いつきました。予想通り、スーパーマンは私がリュックサックを完成させるのを見て、ためらうことなく飛び込んできました。そして、そこは彼にとってもう一つのプライベートスペースになりました。
こうして、この紙袋は彼にとって獣医への移動城となりました。彼はもう外出を怖がらなくなりました。少なくとも、気づかないうちに。もちろん、袋から頭を出した瞬間、そこはもう獣医の中にいることに気づきました。そして私にとって、このバックパックはより軽く、より環境に優しく、そして十分にユニークです。
いずれにせよ、このトンネル折りバッグがSOLIF紙袋の最初のプロトタイプになりました。なんと、これは私自身からではなく、愛猫のスーパーマンからインスピレーションを得たものなのです。
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